ソレル(Sorrel)
投稿者 :リンクプロ on
学名: Rumex acetosa, Rumex acetosella
科: タデ科(Polygonaceae)
⚠ 注意:
- **ウッドソレル(Wood Sorrel)**とは異なる植物です。
- **イエロードック(Yellow Dock)の別名としてフィールドソレル(Field Sorrel)やシープソレル(Sheep Sorrel)**と呼ばれることがあるため、混同に注意。
- ローゼル(Hibiscus sabdariffa)がグイネアソレル(Guinea Sorrel)、ジャマイカソレル(Jamaica Sorrel)、**レッドソレル(Red Sorrel)**と呼ばれることもあるため混同に注意。
🌿 概要
ソレルは世界中の温帯気候で成長する多年草です(94018, 94020)。
- 酸味のある味はシュウ酸(Oxalate)によるもの(94019)。
- ヨーロッパでは、ソレルエキスを含む製品が医薬品や健康食品として長年販売されている(94020)。
🛡 安全性
✔ 食品として摂取する場合(POSSIBLY SAFE)
- 一般的な食品量での摂取は安全と考えられる。
❗ 医薬量での摂取(POSSIBLY UNSAFE)
-
シュウ酸含有量が多いため、大量摂取は
- 腎臓
- 肝臓
-
消化管
にダメージを与える可能性がある(71314, 75138, 94019)。
🚼 妊娠・授乳中
-
食品レベルでの摂取は安全と考えられるが、
- 医薬量での安全性に関する十分な情報がないため、摂取は避けるのが望ましい。
⚠ 副作用
一般的な副作用(まれ)
- 胃腸障害(腸の刺激)
- 腎臓障害(シュウ酸が蓄積すると腎結石のリスク)
- 肝障害(肝壊死の報告あり)
💊 有効性
🔹 研究が不十分な疾患(INSUFFICIENT RELIABLE EVIDENCE to RATE)
✔ 乳がん(Breast Cancer)
- ソレル単独の効果は不明。
- 「エシアック(Essiac)」というソレルを含むハーブティーが試験されたが、単独での効果は評価されていない。
✔ 気管支炎(Bronchitis)
- 期待されているが、信頼できる臨床データはなし。
✔ 副鼻腔炎(Rhinosinusitis)
- ソレル単独ではなく、複合製剤として評価されているため効果は不明。
📌 さらなる研究が必要(More evidence is needed)。
📏 投与量・摂取方法
- 研究が限られているため、標準的な投与量は不明。
- シュウ酸含有量が高いため、カルシウム・鉄・亜鉛と一緒に摂ると吸収が低下する(7, 12)。
🔬 メカニズム(作用機序)
🌿 主な成分
- フラバン-3-オール(Flavan-3-ols)
- プロアントシアニジン(Proanthocyanidins)(94020)
-
シュウ酸(Oxalate)(71314, 94019)
- カルシウムと結合し、腎臓や肝臓で結晶化する可能性(71314, 75138, 94019)。
- アスコルビン酸(ビタミンC)
- アントラキノン(Anthraquinones)
- フラボノイド(Flavonoids)
🩺 期待される健康効果
✅ 抗がん作用
- 「エシアック(Essiac)」ティーに含まれるソレルは、いくつかのがん細胞株に対して成長抑制作用を示した(試験管内)(75136)。
- ソレルのアントラキノン成分が腫瘍細胞に対する毒性を示す可能性がある(75137)。
- 動物試験では、ソレルの多糖類が腫瘍を抑制する可能性が示唆されている(13425)。
✅ 抗菌・抗ウイルス作用
-
ヘルペスウイルス(HSV-1)への効果には賛否がある。
- ある研究では効果なし(75139)。
- 別の研究では、プロアントシアニジン成分がウイルスの侵入をブロック(94021)。
-
インフルエンザA型ウイルスに対する抑制効果が試験管内で確認されている(94020)。
-
歯周病菌(Porphyromonas gingivalis)に対する臨床試験では、ソレルの抗菌作用は確認されなかった(107874)。
⚠ 相互作用
💊 医薬品との相互作用
- **抗凝固剤(ワルファリンなど)**と併用すると、血小板凝集抑制作用により出血リスクが上昇する可能性(103607)。
- フェキソフェナジン(アレグラ)の吸収を妨げる可能性(Dランクの相互作用)(103607)。
- **OATP基質(有機アニオントランスポーター基質)**の吸収を阻害する可能性(例: 一部の降圧薬)(103607)。
🌿 サプリメント・ハーブとの相互作用
- **抗凝固作用を持つハーブ(イチョウ葉、ニンニク、ショウガなど)**と併用すると、出血リスクが上昇する可能性。
- カルシウム・鉄・亜鉛の吸収を妨げる可能性(103607)。
📋 影響を及ぼす可能性のある健康状態
- 腎結石のリスク(シュウ酸による)
- 手術前後の出血リスク(抗血小板作用のため)
🚨 注意点
- シュウ酸含有量が高いため、大量摂取すると腎臓や肝臓にダメージを与える可能性がある。
- 抗血小板作用があるため、手術前の使用は避ける。
- フェキソフェナジン(アレグラ)などの薬の吸収を妨げる可能性がある。
- 妊娠・授乳中の医薬量での使用は避ける。
📌 まとめ
✔ 食品としての摂取は安全。
✔ 抗がん・抗炎症・抗ウイルス作用が期待されるが、十分な研究はない。
✔ シュウ酸含有量が高いため、大量摂取は腎臓・肝臓・消化管に悪影響を与える可能性がある。
✔ 抗凝固作用があるため、手術前や血液疾患のある人は注意。
✔ フェキソフェナジン(アレグラ)や一部の降圧薬との相互作用に注意。
➡ 食品として楽しむのはOKだが、サプリメントや高用量での使用には慎重になるべき!
References
See Monograph References
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- タグ: サプリメント