ナッツ(木の実）アレルギー

ナッツ(木の実）アレルギーとは？

ナッツ(木の実）アレルギーは、子供と大人の両方で最も一般的な食物アレルギーの一つです。子供や大人が最も報告する六つのナッツアレルギーは、くるみ、アーモンド、ヘーゼルナッツ、ペカン、カシューナッツ、ピスタチオのアレルギーです。

ナッツアレルギーのある子供の約50%は、他のナッツにもアレルギーを持っています。カシューナッツやくるみに反応する患者の約三分の二は、それぞれピスタチオやペカンに反応します。1つ以上のナッツにアレルギーを持つ子供のほとんどは、ナッツアレルギーを克服しません。

特定のナッツにアレルギーを持つ人がそのナッツに触れると、ナッツのタンパク質がその人の免疫系によって作られた特定のIgE抗体に結合します。この結合により、その人の免疫防御が活性化され、軽度から非常に重度の反応症状が引き起こされます。

米国では、パッケージ食品には18種類の異なるナッツに対する平易な表示が必要です。これらのナッツは、ピーナッツ（ナッツアレルギーの子供のうち40%のみがピーナッツアレルギーを持っている）とは異なり、ピーナッツは地下で育ち、豆やえんどうと関連するマメ科の植物です。ナッツは、木に育たないゴマ、ひまわり、ポピー、マスタードなどの種子アレルゲンとも異なります。

アレルギーリサーチグループ