ビタミンO(Vitamin O)
投稿者 :リンクプロ on
概要
ビタミンOは、「液体酸素」と称される製品ですが、純粋な酸素が液体になるのは-183℃以下の温度のみです。また、水は重量比で約88%が酸素を含んでいます (16)。
米国連邦取引委員会(FTC)は、ビタミンOは単なる塩水である可能性が高いと指摘しています (311)。
🕰 歴史
📌 一般的な使用目的
経口摂取で、以下の目的で使用されると主張されています:
- エネルギー増加
- 免疫機能の向上
- 細菌、ウイルス、真菌、寄生虫の排除
- 酵母感染症の治療
- 体内の毒素や有害物質の除去
- 口内炎の治癒
- 集中力、記憶力、警戒心の向上
- 神経系の鎮静
- うつ病、イライラ、不明な敵意、めまいの軽減
- 関節炎、筋肉痛、喘息、気管支疾患、肺気腫、肺疾患、副鼻腔感染症の緩和
- 糖尿病、体の衰弱、慢性疲労、心臓や血液循環の問題の改善
- 肥満、便秘、ガスや膨満感、食欲不振、消化不良、胃酸過多の改善
- 月経前症候群(PMS)、更年期障害、性機能障害
- 頭痛、片頭痛、早期老化の防止
- 発疹や皮膚トラブル、耳・鼻・肛門のかゆみ、腫瘍や沈着物の除去
外用では**消毒剤(抗菌剤)**として使用されるとされています。
⚠ 安全性
- 安全性に関する信頼できる情報が不足している
- 妊娠・授乳中の使用についても十分な情報がないため、使用を避けるべき
❗ 副作用
- これまでに副作用の報告はないが、安全性についての詳細な評価は行われていない
❓ 効果
- ビタミンOの有効性について、信頼できる十分な情報は存在しない
💊 用量と投与方法
成人
- 標準的な用量は設定されていない
⚗ 標準化・製剤
- ビタミンOの標準化に関する信頼できる情報は不足している
🔀 相互作用
💊 医薬品との相互作用
- 報告なし
🌿 サプリメントとの相互作用
- 報告なし
🩺 特定の健康状態との相互作用
- 報告なし
🔬 臨床検査への影響
- 報告なし
☠ 過剰摂取(オーバードーズ)
- ビタミンOの毒性に関する信頼できる情報は不足している
🛍 市販製品
- ビタミンOを含む製品が流通しているが、実際の成分や効果は疑問視されている
⚙ 薬物動態(ファーマコキネティクス)
- ビタミンOの薬物動態に関する信頼できる情報は不足している
🧪 作用機序(メカニズム)
- 「液体酸素」として販売されているが、その化学的な成分は非公開
- 一部の供給元は、pH7.2の脱イオン水と塩化ナトリウムの緩衝溶液と説明 (5318)
- 別の供給元は、酸化マグネシウム(マグネシウムペルオキシド)が有効成分と主張 (5320)
- さらに別の供給元は、「企業秘密」として成分を非公開 (5321)
💡 結論
- ✅ 「ビタミンO」は科学的に証明された栄養素ではなく、主に塩水である可能性が高い
- ❌ その有効性や安全性に関する信頼できる証拠はない
- ⚠ 妊娠中・授乳中の使用は避けるべき
- 🛑 医学的な利用は推奨されず、効果の主張には科学的根拠がない
要するに、「ビタミンO」は科学的に根拠のないサプリメントであり、消費者は慎重に判断する必要があります。
References
See Monograph References
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- タグ: サプリメント