ソロモンズシール(Solomon's Seal)

投稿者 :リンクプロ on

学名: Polygonatum multiflorum

科: ユリ科(Liliaceae)


⚠ 注意

  • 炎症や皮膚疾患に使用されることがあるが、いずれの用途においても有効性を裏付ける十分な証拠はない
  • 経口摂取の安全性は不明。長期間の使用や高用量摂取は、吐き気、下痢、胃腸の不調を引き起こす可能性がある。
  • 主な薬剤との相互作用は報告されていないが、血糖値を下げる作用がある可能性があるため、糖尿病治療中の人は注意が必要

🌿 一般的な用途

🔸 経口(Oral)

  • 呼吸器疾患
  • 肺疾患
  • 炎症の緩和

🔸 外用(Topical)

  • 打撲
  • できもの(フルンクル)
  • 痔(Hemorrhoids)
  • 皮膚の炎症・刺激
  • 創傷治癒

🛡 安全性

🔸 妊娠・授乳中

  • 十分な安全性データがないため、使用を避けるべき

🔸 副作用

  • 消化器系の不調(長期使用または過剰摂取時)
    • 吐き気
    • 下痢
    • 胃腸の不快感(18)

💊 有効性

  • 現時点では、どの用途に対しても信頼できる臨床的な証拠は不足

💊 投与・用量

  • 標準的な用量の情報なし

⚠ 相互作用

💊 医薬品との相互作用

⚠ 糖尿病治療薬との相互作用

  • 相互作用の可能性: 中等度(Moderate)
  • 血糖値を下げる作用がある可能性があるため、併用時は血糖値の管理が必要(19)。
薬剤 影響 推奨事項
経口糖尿病薬(例: クロルプロパミド/Diabinese) 低血糖リスク増加 併用時は血糖値を監視
インスリン 低血糖リスク増加 インスリンの用量調整が必要な場合あり

🌿 サプリメント・ハーブとの相互作用

  • ⚠ 血糖値を下げる可能性のあるハーブ・サプリメントとの併用で低血糖リスクが増加(19)。

🩺 禁忌・注意が必要な健康状態

  • 糖尿病(DIABETES):血糖値の調整に影響を与える可能性あり。
  • 手術前(SURGERY):血糖値への影響があるため、手術前の使用は避けるべき。

📌 まとめ

炎症や皮膚疾患の治療に使われるが、有効性を示す確かな証拠はない
経口摂取の安全性は不明で、長期使用や高用量摂取は胃腸障害のリスクがある
糖尿病治療中の人は血糖値を下げる可能性があるため、使用に注意
妊娠・授乳中の安全性データが不足しており、使用を避けるべき
手術前の使用は避けるべき(血糖コントロールに影響を与える可能性あり)

使用する際は、医師と相談の上で慎重に判断するのが望ましい

References

See Monograph References


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